講演要旨( 長谷川 誠 氏)

フーリエ変換を基盤とした位相限定相関(フーリエ・メリン変換)により,種々の生体認証システム(指紋,静脈,掌紋,顔など)が実現化されて
きた.この方法は,被写体の平行移動,回転,拡大縮小に頑強なパターンマッチングが可能である.一方,ラドン変換は極座標に基づいてい
るため,同様な頑強さが実現できる.また,線積分により,静脈や掌紋など,線分で構成される対象に適している.ラドン変換の工学的な応用
について紹介する.

Seminar on Analysis at University of Tsukuba