「作用素環論に現れるテンソル圏の構造」
講師:河東 泰之 先生
(東大・大学院数理科学研究科・教授)


日程:平成16年11月30日(火) 〜 12月2日(木)

場所:D814
アブストラクト

最近の作用素環論に現れる,代数的・表現論的構造について解説する.作用素環論の予備知識は仮定しない.テンソル圏の構造が,量子群論や頂点作用素代数の理論において近年大きな役割を果たしている.作用素環論においては,Jones の創始した subfactor 理論と,昔からある代数的場の量子論の,近年発展している共形場版で,よく似た代数的構造が現れる.前者の理論における代数的構造は Hopf 代数によく似ており,後者におけるものは,頂点作用素代数の表現論とよく似ている.これらの類似性に重点をおきながら,初歩から始めて最近の理論を概説する.
時間割:

11月30日(火) 14:00 〜
12月1日(水) 未定
12月2日(木) 未定

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