講演要旨( 鈴木 政尋 氏)

プラズマが接触する固定壁付近に形成される定常境界層(シース)の数学解析を行う. 

プラズマ物理では,シースが形成されるための条件としてBohm条件が提案されているが, 

この条件はプラズマ中の正イオンが極超音速でシース領域に流れ込む事を意味する.
本講演では,Bohm条件の数学的な正当性の検証を目的として,
Bohm条件はEuler-Poisson方程式に定常解が存在して,
且つ時間的に安定であるための十分条件を与える事を示す.

Seminar on Analysis at University of Tsukuba