奥田 喬之

3/25(水)(16:30-17:30)


タイトル

Splitting of singular fibers and topological monodromies


アブストラクト

   複素曲線族に現れる特異ファイバーの正則近傍は「リーマン面の退化」と呼ばれ、 その位相同値類が曲面写像類群との間に 位相モノドロミーを通した良い対応関係を持つことが知られている。 これをさらに別のパラメータによって摂動した複素曲線族の族であって、 もとの特異ファイバーがより簡単な特異ファイバー達へ分裂するようなもの、 即ち「分裂族」の存在性は興味深い問題である。 今回の講演では、こうした分裂族に対する「モノドロミー」を導入し、 その位相的性質をについて得られた結果を述べたい。