2011年度の数学系月例談話会


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2011年10月27日(木) 15:30 〜 17:00 (時間にご注意下さい)
会場: 自然系学系棟D棟5階 D509

渡辺 澄夫 氏(東京工業大学総合理工学研究科)
「ベイズ統計学と双有理不変量」

アブストラクト:
ベイズ推測においてはパラメータの空間を 双有理変換しても考察する課題は変わらない。 この性質を利用すると統計的推測の挙動を 二つの双有理不変量で表すことができる。 また、事後分布が正規分布で近似できない場合に おいても統計モデルの評価を行うための規準が 導出できる。これは AIC や BIC の正則でない 統計モデルへの一般化に相当する。


2011年6月16日(木) 16:00 〜 17:00 (時間にご注意下さい)
会場: 自然系学系棟D棟5階 D509

吉野 邦生 氏 (東京都市大学自然科学科)
「Eigenvalue Problem of Daubechies Localization Operator」

アブストラクト:
ドーベシー(局在化)作用素は1988年に, I. Daubechiesにより導入されました. この講演ではドーベシー作用素の固有値とシンボル関数の対応について解説します. 特に, 固有値からシンボル関数を構成する公式, ドーベシー作用素の固有値の解析接続とフーリエウルトラ超関数の関係について述べ, ドーベシー作用素の応用として相平面における回転を実現するフーリエ変換の分数冪が得られる事, リーマンゼータ関数の積分表示式が得られる事などを報告します.


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